未来の自分を助けるファイル名

PC知識

前回のブログでは、「さっき保存したファイルが見つからない理由」について書きました。

多くの場合、ファイルが消えたのではなく、保存場所が分からなくなっているだけでしたね。

  • 最近使ったファイルを見る
  • よくある保存先を思い出す
  • 検索を使う

こうした方法を知っているだけで、不安はぐっと減ります。

でも実は、もうひとつ大事なポイントがあります。

それが、ファイル名です。

場所が分かっても、名前が分からない

前回お話ししたように、ドキュメントやダウンロードを探せば、多くのファイルは見つかります。

けれど――

そこに並んでいる名前が、

  • 資料
  • 資料2
  • 新しい文書
  • 無題

となっていたらどうでしょう。

「あれ?どれだろう…」と、また迷ってしまいます。

保存場所は“住所”。ファイル名は“目印”です。

住所が分かっても、目印があいまいだと、探すのに時間がかかってしまいます。

ファイル名は未来へのメモ

ファイルを保存するその瞬間、私たちは「今」のことしか考えていないことが多いです。

でも、本当に困るのは「あとから」です。

一週間後。
一か月後。
半年後。

「あの書類、どこだっけ?」

そのとき助けてくれるのが、分かりやすいファイル名です。

おすすめは、

内容+日付

これだけでも十分です。

たとえば、

  • A社請求書_2026-02
  • 町内会案内_2026年2月
  • Excel講座資料_第3回

これだけで、探しやすさは大きく変わります。

実は、使えない文字があります

ここで、少し豆知識です。

ファイル名には、

使えない文字があります。

Windowsでは、次の記号は使えません。

  • \  (バックスラッシュ)
  • /  (スラッシュ)
  • :  (コロン)
  • *  (アスタリスク)
  • ?  (クエスチョン)
  • “  (ダブルクォーテーション)
  • <  と >  (不等号・小なり・大なり)
  • |  (縦線)

「え?どうして?」と思いますよね。

これらは、パソコンの中で特別な意味を持つ記号だからです。

たとえば、

「\」はフォルダーの区切りに使われます。

「:」はドライブを表すときに使われます。

「*」や「?」は検索のときの特別な記号です。

パソコン自身が使っている記号なので、ファイル名としては使えないのです。

日付の入れ方に注意

よくあるのが、

2026/2/15 会議資料

と入力して、保存できない、というケースです。

スラッシュ(/)は使えない文字のひとつです。

そんなときは、

2026-02-15

20260215

のように書き換えましょう。

この形にしておくと、並び替えたときにも順番がきれいにそろいます

検索がうまくいく人の共通点

前回、検索の使い方を紹介しました。

検索はとても便利ですが、実は「ファイル名」が分かりやすいほど、もっと便利になります。

たとえば、

「請求」と入れれば、

請求書がずらっと出てくる。

「2026-02」と入れれば、

その月の書類がまとまって出てくる。

名前のつけ方が整っていると、検索はさらに強力になります。

保存場所とファイル名は、セットで力を発揮するのです。

完璧でなくて大丈夫

毎回きれいに整理できなくても大丈夫です。

大事なのは、

「あとで自分が見て分かるかどうか」

これだけです。

難しいルールは必要ありません。

  • 内容が分かる
  • できれば日付を入れる
  • 使えない文字に気をつける

この3つだけでも十分です。

まとめ

前回は「どこに保存するか」。

今回は「どんな名前をつけるか」。

ファイルが見つからない理由の多くは、場所か、名前のどちらかです。

保存するとき、ほんの数秒だけ立ち止まってみてください。

未来の自分が、少し楽になります。

パソコンは、

全部覚えなくても大丈夫。

困ったら探せばいい。

でも、

少しだけ工夫すると、もっと使いやすくなります。

そんな気楽な付き合い方で、続けていけたらいいですね。