パソコンに話しかけてみよう – Windowsの音声入力という選択肢

PC知識

パソコンで長い文章を打っていると、途中で手が止まってしまうことはありませんか?

指が疲れてきたり、どこを打っているのか分からなくなったりして、
「今日はもうここまででいいかな」と感じてしまうこともあるかもしれません。

特に、文章を考えながら打つのが苦手な方にとっては、
キーボードに向かう時間そのものが、少し重たく感じることもありそうです。

実はWindowsのパソコンには、文字を打たなくても文章を入力できる方法があります。

それが「音声入力」です。

名前だけ聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、特別な準備をしなくても使える機能です。

音声入力ってなに?

音声入力は、パソコンに向かって話した言葉を、そのまま文字に変えてくれる仕組みです。

スマートフォンでは使ったことがある、という方も多いかもしれません。

Windowsの場合、この機能は最初から用意されていて、
新しくソフトを入れたり、複雑な設定をしたりする必要はありません。

「そんな機能があったんだ」と思う方もいそうですが、実はしばらく前から使えるようになっています。

ただ、あまり目立たない場所にあるため、知らない方も多いようです。

どうやって使うの?

音声入力の起動方法は、とてもシンプルです。

キーボードの Windowsキーを押しながら「H」 を押すと、
画面の上の方に、小さな入力用の表示が出てきます。

あとは、マイクに向かって話すだけです。

話した内容が、そのまま文字として入力されていきます。

とはいえ、最初から完璧に動くとは限りません。

言い間違えたり、思った通りに変換されなかったりすることもあります。

周りの音を拾って、意図しない文字が入ってしまうこともあります。

そのため、「正確に文章を完成させるための機能」というよりは、
下書きやメモを作るための補助として使うほうが、気楽かもしれません。

どんな場面なら使いやすい?

音声入力が向いているのは、

  • とりあえず考えを文字にしたいとき
  • 文章の流れを作りたいとき
  • キーボードを打つのが少しつらいとき

などです。

たとえば、メールや文章を一から考えるときに、
頭の中では言葉が浮かんでいるのに、手が追いつかない…という場面では、
話すだけで文字になるのは、思っている以上に楽に感じることがあります。

そのあとで、キーボードを使って整えればいいので、
「全部を音声入力に任せなければいけない」というわけではありません。

向いていない場面もあります

音声入力は便利な機能ですが、どんな場面でも使いやすい、というわけではありません。

たとえば、職場など周りに人がいる環境では、少し使いづらく感じることもありそうです。

パソコンに向かって話しかけていると、「何をしているんだろう?」と周りの視線が気になってしまうかもしれません。

会社で使うのはちょっと控えた方がいいかも…と感じる方もいそうですね。

このあたりは、無理に使おうとせず、
自宅でひとり作業しているときなど、気楽に使える環境を選ぶのが安心です。

また、音声入力は今カーソルがある場所に、そのまま文字を入力していく仕組みです。

そのため、音声入力を使いながら、別のウィンドウに切り替えて文字を入れる、という使い方はできません。

「どこに入力するか」を決めてから話す必要があるので、
いくつもの画面を行き来しながら作業する場面では、少し不便に感じることもありそうです。

さらに、人の名前や専門用語が多い文章では、思った通りに変換されないこともあります。

そういうときは、最初からキーボード入力に戻してしまっても問題ありません。

音声入力は、「必ず使わなければいけない機能」ではありません。

使わなくても、パソコンは今まで通り使えます。

ただ、
「文字を打たなくてもいい方法もある」
と知っているだけで、少し気が楽になる場面はあるかもしれません。

キーボードがしんどい日や、文章が思いつかないときに、
「今日は話してみようかな」と思える選択肢がある。

それだけでも、パソコンとの付き合い方が、少しやさしくなる気がします。

無理のない範囲で、必要なときだけ頼ってみる。

Windowsの音声入力は、そんな距離感でちょうどいい機能かもしれません。