「アカウントに異常があります」
「ご利用のサービスの更新ができませんでした」
「至急ご確認ください」
そんな件名のメールが届いて、ドキッとしたことはありませんか。
特に年明けは、迷惑メールや詐欺メールが増えやすい時期です。
休み明けで気が緩みやすかったり、新しい通知や連絡が増えたりするため、
不安をあおるメールが紛れ込みやすくなります。
最近の迷惑メールは、見た目も文章もとても自然で巧妙に作られています。
正直、「見分ける」のは簡単ではありません。
だからこそ大切なのは、見抜くことよりも、騙されないことです。
なぜ迷惑メールは、こんなに本物っぽいのか
最近の迷惑メールは、
- 実在しそうな企業名
- 本物そっくりのロゴやデザイン
- 違和感の少ない日本語
が当たり前になっています。
多くの人が利用していそうな、通販・配送・金融・ITサービスなどを装った内容が目立ちます。
これは、「知らない会社」を名乗るよりも、身近で利用していそうな存在を装った方が反応されやすいからです。
さらに、
「期限が迫っています」
「このままだと利用できなくなります」
といった、焦らせる言葉が添えられます。
冷静に考える時間を奪う。
それが迷惑メールの典型的な手口です。
対処法① メール内のURLから入らない
まず、いちばん大事なことです。
メールに書かれているURLは、基本的にクリックしない。
これだけで、被害の多くは防げます。
本当に確認が必要な場合は、
- ブラウザを開いて、自分で公式サイトを検索する
- または、アプリを使う
- そこからログインする
この手順を踏みましょう。
「急いで確認してください」と書かれていても、メール経由で操作を求めてくる時点で要注意です。
メールのURLから入ると、何が起きる?
メールのURLをクリックすると、本物そっくりの偽サイトに誘導されることがあります。
見た目は公式サイトとほとんど同じでも、そこで入力したIDやパスワードは、そのまま盗まれてしまいます。
入力直後に被害が出るとは限らず、後から不正利用されるケースもあります。
だからこそ、確認が必要なときはメールのURLは使わず、自分で公式サイトを開くことが大切です。
対処法② 送信元アドレスを必ず確認する
メールを開いたら、本文より先に見てほしいのが「送信元アドレス」です。
表示名がそれらしく見えても、実際のアドレスを見ると、
- 見慣れない文字列
- 微妙に違うドメイン
- 無関係そうなアドレス
になっていることがあります。
特に確認したいのは、@マーク以降のドメインと呼ばれる部分です。
「それっぽい」ではなく、「正しいかどうか」で判断しましょう。
対処法③ 不安をあおる文章には、いったん止まる
迷惑メールは、感情を揺さぶってきます。
- 不正な操作があった
- 支払いに問題がある
- 利用制限がかかる
こうした言葉が並んでいたら、まずは一呼吸。
本当に重要な連絡であれば、メール一本で完結することはほとんどありません。
対処法④ 本物を装っていても、メール経由の入力は要注意
たとえ実在しそうなサービス名が書かれていても、
- ID
- パスワード
- 個人情報
をメール経由で入力させるケースは、基本的にありません。
「本物かどうか」よりも、「何をさせようとしているか」で考える方が安全です。
見分けようとしなくていい
迷惑メール対策というと、「見分け方」を覚えようとしがちです。
でも実際には、完璧に見分けるのは難しいのが現実です。
だからおすすめなのは、
- メールのURLは開かない
- 自分で公式サイトを開く
- 焦らされても反応しない
この3つを習慣にすること。
知識よりも、行動のルールを決めておく方が確実です。
まとめ:年明けこそ、少しだけ慎重に
年明けは、通知や連絡が増える分、迷惑メールも紛れ込みやすくなります。
だからこそ、「なんとなく対応する」のではなく、立ち止まる習慣を意識してみてください。
メールのURLは使わず、自分で公式サイトを開く。
この一手間が、トラブルを遠ざけてくれます。


