
ChatGPTを使っていて、「質問を何度も繰り返してしまう」「もっと早く答えが欲しい」と感じたことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが「リバースプロンプト」という方法です。
リバースプロンプトを使うと、ChatGPTとのやり取りを少なくできて、効率よく会話ができます。
ChatGPTと音声アシスタントはどう違う?
まず、ChatGPTなどのAIとよく比較される、音声アシスタント(SiriやAlexaなど)について簡単に説明します。
音声アシスタント
声で話しかけると、天気を調べたり、音楽をかけたり、スマホの操作を手伝ってくれます。
短い質問や指示にすぐ答えることが得意です。
ChatGPTなどの生成AI
文章で質問や相談をすると、複雑な内容でもわかりやすく説明してくれたり、アイデアを考えたり、文章を書いたりすることができます。
つまり、音声アシスタントは「指示されたことに回答する」のが得意、ChatGPTは「じっくり考えたり詳しく説明したりする」のが得意なんです。
リバースプロンプトって何?
リバースプロンプトは、ChatGPTに「ただ答えを教えてほしい」と頼むのではなく、
「ChatGPTに自分で考えてもらうための質問のしかた」です。
たとえば普通の質問が「商品の特徴を3つ教えて」なら、
リバースプロンプトでは「商品の特徴の中で、一番大事なポイントは何かを3つ挙げて、それぞれの理由も教えて」という感じです。
こうするとChatGPTはただ並べるだけでなく、理由や説明も考えてくれます。
リバースプロンプトでやり取りが少なくなる理由
普通に質問すると、答えが足りなかったり、イメージと違ったりして、また質問し直すことが多くなりますよね。
でもリバースプロンプトなら、最初からChatGPTに考えてもらうので、答えが詳しくなりやすいです。
だから何度もやり取りしなくても、一度で満足できる答えがもらえます。
具体的なリバースプロンプトの例
例1:記事の見出しを作る場合
普通の質問
「ブログ記事の見出しを作って」
リバースプロンプト
「ブログのテーマと読んでほしい人を考えて、記事の構成と見出し案をまとめて教えて」
例2:アイデアをもらう場合
普通の質問
「新しい商品のアイデアを3つ教えて」
リバースプロンプト
「新しい商品のアイデアを3つ教えて、それぞれどんな人に向いているかも教えて」
リバースプロンプトを使うコツ
- 具体的にお願いする
どんなことを教えてほしいかはっきり伝えましょう。
- 理由や詳しい説明を頼む
「なぜ?」や「どうして?」を付け足すと、回答内容が詳しくなります。
- 全体をまとめてお願いする
複数のことを一度に聞くと、後で質問を減らせます。
- ChatGPTに教えてもらう
回答が得られた後、ChatGPTにどう指示すればよかったかを聞いてみましょう。
「ここまでのやりとりを、ひとつのプロンプトで済ませるにはどう指示したらいいか教えて」
リバースプロンプトを使う時の参考にできますね。
まとめ
ChatGPTは、音声アシスタントと違って「じっくり考えること」や「わかりやすく説明すること」が得意なAIです。
ですから、ただ質問するだけでなく、リバースプロンプトを使ってChatGPTに考えてもらうことで、やり取りを少なくできます。
もし「何度も質問してしまう」「もっと効率よく使いたい」と思ったら、リバースプロンプトを意識してみてください。
最初から詳しい答えがもらえて、時間も手間も節約できますよ。