ノートパソコンのバッテリーの状態を調べてみよう

PC知識

ノートパソコンのほとんどには、バッテリーが内蔵されています。

コンセントに繋がなくても使えるので、いつもと違う場所で楽しむこともできて便利ですね。

また、急な停電の時でもバッテリーの持つ限りは起動していてくれるので、作成中の文書を安全に保存してからシャットダウンできます。

ただ、このバッテリーも経年劣化は避けられません。

スマホのバッテリーと同じで、使用状況にはよるものの、だんだんと使える時間が短くなってきます。

Windowsには、バッテリーの状態を表示させるツールが標準で装備されています。

今日は、このバッテリーの状態を調べるツール「バッテリーレポート」の使用手順について解説します。

コマンドプロンプトを開く

Windowsキーを押しながら「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。

「cmd」と入力したら、OKをクリックします。

コマンドプロンプトが起動します。

コマンドを入力する

コマンドプロンプトに、「powercfg /batteryreport」と入力して、エンターキーを押します。

「バッテリー寿命レポートがファイルパス C:\Users\○○\battery-report.html に保存されました。」と表示されたことを確認します。
(○○の部分はユーザー名ですので、パソコンによって異なります。)

ファイルパスの、「C:\Users\○○\battery-report.html」の部分(赤線部分)を選択し、Ctrl+Cでコピーします。

バッテリーレポートを表示する

EdgeやChromeなどのインターネットブラウザを開きます。

アドレスバーに、コピーしたファイルパスを貼り付けて、エンターキーを押します。

バッテリーレポートが表示されます。

バッテリーレポートの確認

一番上にパソコンについての情報が表示されます。

Installed batteries」を確認します。

DESIGN CAPACITY」が、バッテリーが新品の状態での容量です。

FULL CHARGE CAPACITY」が、現在100%充電した時の容量です。

画面の例だと、新品に比べて約90%の容量になっていることが分かります。

バッテリーレポートの保存

コマンドプロンプトで表示されたファイルパスの、「C:\Users\○○」の部分(青線部分)を選択し、Ctrl+Cでコピーします。

エクスプローラーを開き、上部のアドレスバーに貼り付けて、エンターキーを押します。

表示される「battery-report.html」というファイルが、バッテリーレポートです。
このファイルをダブルクリックで開いても、レポートが確認できます。

バッテリーを長持ちさせるには

パソコンに限らず、バッテリーの寿命を縮めるのが、過度な充電です。

使っていない時でも電源コードをコンセントに繋げていると、ちょっと減っては充電されることを繰り返して、結果的にバッテリーがどんどん弱くなっていきます。

一番いい使い方は、基本はバッテリーで使用し、減ってきたら充電する。
完全に充電されたらコンセントを抜いておくというものです。

ただ、この使い方ではバッテリーの残量に注意しないといけません。

使っていない時はコンセントを抜いておき、使う時だけ繋ぐという使い方でもだいぶ違います。

バッテリーがダメになってしまっても、パソコンが使えなくなるわけではありません。

でも、せっかくですから長く労わって使ってあげたいものですね。