Windowsのパソコンで文字を消すとき、あなたは「BackSpaceキー」と「Deleteキー」のどちらを使っていますか?
なんとなく使っている方も多いかもしれませんが、この2つのキーには明確な違いがあります。
今回は、動作の違いを具体例で比較しながら解説します。
DeleteキーとBackSpaceキーの違いとは?
まず、結論から言うとこの2つのキーは以下のように文字の消える場所が違います。
BackSpaceキー:カーソルの左側の文字を削除
Deleteキー:カーソルの右側の文字を削除
つまり、カーソルの位置をどこにするかが重要なのです。
比較してみよう
たとえば以下のような文字列があるとします。
こ|んにちは
※「|」は現在のカーソルの位置(「こ」と「ん」の間)を示しています。
このとき、BackSpaceキーとDeleteキーを押すとどうなるかを比べてみましょう。
BackSpaceキーを押した場合(左側を削除)
こ|んにちは
↓(BackSpaceを押すと)
|んにちは
→ 「こ」が削除されました。
Deleteキーを押した場合(右側を削除)
こ|んにちは
↓(Deleteを押すと)
こ|にちは
→ 「ん」が削除されました。
このように、同じカーソル位置でも削除される文字が異なることがよく分かります。
もっと便利に使えるショートカット
実はこの2つのキー、Ctrlキーと組み合わせるとさらに便利になります。
Ctrl + BackSpace:単語ごとにカーソルの左側を削除
Ctrl + Delete:単語ごとにカーソルの右側を削除
単語ごとに文字が消えるので、修正したい時などに素早く文字を消すことができます。
専門用語など、一部の単語では正しく動作しない場合もあります。
Macの場合は?
ここまで紹介したのはWindowsでの使い方です。
Macでは、同じような動作をするキーの名称や操作方法が少し異なります。
Macの「deleteキー」= Windowsの「BackSpaceキー」と同じ動作(左側を削除)
MacでWindowsの「Deleteキー」と同じ動作(右側を削除)をするには、
「fn + delete」 のように補助キーを使う必要があります。
この違いを知らないと「Deleteが効かない?」と戸惑う原因になります。
Macのパソコンを使う方は、ぜひ意識してみてください。
まとめ
DeleteキーとBackSpaceキーは「どちらも文字を消すキー」ですが、消す方向が真逆です。
少し意識するだけで、文章編集が格段に効率化されます。
- BackSpace(Windows)/delete(Mac):左側を削除
- Delete(Windows)/fn + delete(Mac):右側を削除
- Ctrlとの併用で単語単位の削除も可能
正しく使い分けて、効率よく文字入力をしましょう!